かっこよくて魅力的なハイトーン。 より早く出せるようになる練習法!?

こんにちは!なおです!

 

トランペットと言えば、、、

 

✔華やかなオープニングを演出するファンファーレ

 

✔歯切れのいい音色でバンド全体をリードする力

 

柔らかい音色に輪郭をつけるサポーター

 

……などなど、シーンによって幾通りにも渡るわけですが、そのさまざまな活躍どころ、役割を差し置いて発揮せねばならない魅力……

 

 

そう!ハイトーンですよね!!!

 

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でも、このハイトーンって言うのは値打ちなものだけに手に入れるには大層な労力・忍耐・努力が必要ですよね。

 

トランペッターとしてはいち早くこのハイトーンスキルを手に入れて一人前のトランペッターになりたいですよね???

 

というわけで、今回はハイトーンスキルを手に入れる方法、ご紹介します!

 

まず、どうしてハイトーンが出ないのか

2つのポイントをお教えします。

 

✔ハイトーンに適した息遣い(アパチュア)

 

ハイトーンを出すときの息遣いというのはホースの先端をキュっと締めて水の勢いを増させるようなイメージです。

 

ただ、ハイトーンになるとこのイメージではどうしても足りないんです!

 

そこで、「イーッ」と息の通り口を狭めてください。これがホースをキュッとした状態に相当します。

 

「高い音を出す」ということそのものの息遣いに関しては「てぃ」という発音でエネルギーの凝縮された細い息遣いを意識しましょう。

 

実際にこれを身に着けるための練習法は、リップスラーをオススメします!

 

なぜなら!!

 

リップスラーはここまででお話ししたホースのくち理論をそのまま当てはめることのできる練習だからです!

 

アパチュア(息が通る唇の穴の広さ)もそれぞれの発音に適した幅・大きさに調整をしてくださいね。

 

唇の振動域を確保する

 

ハイトーンを出そうとしてよくやってしまうのが楽器を唇に強く押し当てるという行為です。

 

これはある一定までは肯定できる手法です。というのも、金管楽器の場合、音が出るメカニズムは、

 

1.体内から息を出す力で唇を振動させる
2.その振動を楽器が音に変換してくれる

 

という過程を経ます。

 

そして、低音域に比べて高音域は振動の波に細かさが要求されます。ですので、全くロートーンと同じテンション(圧)で吹いてもやはりハイトーンは出せません。

 

お待たせしました!

では、ここからはできるだけ近道でハイトーンを出す練習法をご紹介します!

 

スケールで階段を上る

 

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出せないうちはハイトーンはなにかこう特別なもののように感じますが、実は全然そんなことはなくてちゃんとロートーンから地続きになっています。息圧をあげて、アパチュアを狭め(絞り)、適度な振動を生めばちゃんと階段の上で待ってくれています。

 

スケールの形で文字通り、音階をのぼるイメージで一音一音専用の息遣いを身につけていきましょう。

 

この練習ではあまりテンポを遅くせず、一息で上って下りてできる速さでいいです。

 

目的は、まずハイトーンを出せる、という感覚を身につけること。とにかくまずは出す!自分はハイトーンを出せる!この感覚をものにしましょう。

 

ぶっちゃけ、ここは勢い任せでもいいです。(でも力任せはだめ。息の勢い任せはOK)

 

音が上がれば上がるほど、遠くのものを狙い撃ちするようなイメージで音を出しましょう。

 

遠くのものということは、当然、力強い息圧が必要になりますよね。

 

リップスラーでブレスコントロールに磨きをかける

 

リップスラーは息遣いと唇の柔軟性を鍛える練習です。どちらもハイトーンには欠かせません。まずはゆっくり目のテンポでやってみましょう。

 

スケールを用いての練習は「まず音を出す」、ということが目的だったのに対し、このリップスラー「出せた音をコントロールする」ことを主眼としています。

 

最初のうちは特に音が上がるときに音程は上がるけど音は変わってくれない・・・ということの連発だと思いますが、それが上達の過程です。根気よく取り組んでください。

 

メロディを吹いて自分のものにする

 

ハイトーンが本当に輝くのはメロディを吹いた時です。教本のものでも、今取り組んでいる曲でも、好きな曲でもなんでもいいので、なにかハイトーンが出てくるメロディを吹いてみましょう。

 

結局、一番いい練習法は「綺麗に/カッコよく吹きたい!」という想いが最もストレートに音に繋がるやり方です。

 

最も経験値を挙げるのはやはり実践!

 

お気に入りのメロディを誰よりもきれいに演奏するつもりで繰り返し練習しましょう!

 

今回はここまでです!

ご覧いただきありがとうございました!