スケール練習の意味、わかっていますか? 実はこの練習が上手くなる近道かも!!!
こんにちは!なおです!
早速ですが、なぜスケール(音階)の
練習をすると思いますか?
先輩がしているから?
先生にやりなさいと言われたから?
指を早く動かすため?
いろんな理由があるはずですが
「何のために練習をしているか」
よく考えたことって、実はあまりないのでは
ないのでしょうか。
今回は、スケール練習についてご紹介します!
何のためにスケールを練習するの?
ほとんどの方はきっとスケール練習を
していますよね。
楽器によって
・鳴りやすい音・鳴りにくい音が違う
・特定の音だけ音程が下がってしまったり
上がってしまう
・音域によって音質が大きく変わってしまう
これらを無くし、すべての音が均等に
並ぶようにひとつひとつの音と向き合います。
スケール全調できるようになるころには
どの音もスムーズに操れるようになっていると思いますよ!
スケール練習をするときには
「指を早く、スムーズに動かすための練習」
だけではなく、
「すべての音が均等に並ぶように」
練習するのがひとつのポイントだと
私は考えています。
どのようにスケールを練習するか?
1.隣同士の音を比べてみよう
①最初の音を自分が出せる一番いい音で
吹きます。
もし吹きやすい音があれば、その音からでも
大丈夫ですよ!
②最初の音を吹いてスラーでつなげたまま
次の音を吹いてみます。
自分の耳を使ってこの二音をよく比べて
みましょう。どうですか?
音量や音色、音の抜け方…
同じように聞こえますか?
テンポはこれらが確認できるくらいのテンポが良いです。あまり早くても聞き取れないので、♩=60、一つの音に2拍程度かけます。
(メトロノームはかけなくてもOK!)
もし自分の耳で判断するのが難しかったら、
友達に聞いてもいいし、
録音したものを聞いてみましょう。
③チューナーを使って音単体の音程もチェックしてみてください。
④音の間にも注目。
・音と音の間に違う音が入ってしまって
いないか
・次の音になった瞬間に引っ込んで
しまってないか
・飛び出てしまってないか
などより滑らかにつながるようによくよく
聞いてください。
そうして2つの音がが均等に並ぶように
なったら、上りパターン、下りパターンも
練習します。
2.音を増やす
次に、3音目まで、スラーでつなげて練習
します。この3つの音が均等に並んでいるか、上に挙げた様々な観点からよく聞きます。
上り・下り両パターンを練習します。
3.スケールを全部吹いてみる
1と2を繰り返して副音を増やし、スケールの1オクターブ分を終えたら上って下って
吹いてみましょう。
これまでの過程と同様に、スラーでゆっくり。この時にはメトロノームもつけて、正確に指が動くようにも気を配ります。
また、指の動かし方も音に影響します。
振り下ろすように強く穴を塞いだり、指を
上げたりするのではなく、一番ストレスなく
動かせる動作を研究して下さい。
自分の耳でもよく聴けるようになり、音が均等に並んできたと思ったら少しづつ速くしてみてください。
テンポを上げても今まで出来ていたことが実現できているかをよく聴きます。
自分の耳で
聴くことが大事
この3ステップだけですが、ひとつひとつ
音とじっくり向き合うので、今までしていた
スケール練習よりも遥かに時間がかかると
思います。
また、全調やることで、どの音からどの音への行き来もスムーズになります。
楽器によって、調によってやりやすい調
やりにくい調がありますからね…。
何より大切なのが
「自分の耳でよく聴くこと。」
指使いさえ間違えずに息を吹き込めばある程度音は鳴ってくれますが、いい音が鳴るか
どうかは自分で作っていくしかありません。
自分の音は今どういう状態なのかな?と客観的に聴けるスキルは、楽器上達に欠かせません。
もちろんスケール練習以外でも、耳は常に
フル稼働させなくてはいけないのですが、
自分の耳を育てるという意味で、スケール練習から意識してみるとわかりやすいと思います。
今回はここまでです!
ご覧いただきありがとうございました!