フィンガリング(指回し)かっこいいけど思うように指が動かない…… 指のせいではなく、自分自身の認識が原因!?
こんにちは!なおです!
トランペットと言えば、ファンファーレによく用いられるハイトーンも、ありますが!
しかし、「指が回らない」「指がもつれる」
そういった悩み、ありますよね。
今回はそのフィンガリングについてご紹介したいと思います!
まず、指が回らなかったらあなたは指に対してどういうことを思っていますか?
「なんでちゃんと動かないんだろう」
「動かないなら無理やりにでも動かす」
というような事を考えているはずです。
これには
「指が回らないのは、指が悪いからだ」
という前提があるからなのです。
しかし、実際には
・指が動きにくくなる条件
・状況をあなた自身が作り出した結果、指が上手く回らなくなっている
ということがよくあります。
つまり
・指が悪いから指がうまくいかないのではない
・指のせいで指がうまくいかないのではない
ということがあるのです。
指が回らない・もつれるという時、頭の中で
譜面が黒い・テンポが早いと焦ってしまい
コントロールが出来なくなっていることが
あります。
フィンガリングができるようになるのは、
練習不足であることも間違いないと思います。しかし、やみくもに練習してもなかなかできるようにはなりません。
では、どうしたらできるようになるのか?
それは頭の中の認識を変えていく必要があります。
1.頭の中でこれから吹こうとしていることを
明確にイメージする
2.吹く前にそのフレーズを声で歌えるようにしてみる
3.その曲の調の音階練習、アルペッジョなどを練習してみる
4.テンポを意識して、それに合わせたブレスを心がける
5.拍の頭を意識して、わざと強調して吹いてみる
6.音を抜いたり、アーティキュレーションなどいろんなアプローチで「つっかえる場所」「つっかえる原因」を探す
7.つっかかるところだけを抜き出して練習してみる
8.全体を通して、間違えても吹き切るつもりでできるようになっているか確認する
やみくもに反復練習をするのではなく、脳にどう吹きたいのかということを意識づけしていくことで吹けるようになることがたくさんあります。
もちろん、すぐにできるようになる人もいれば、時間がかかる人もいるかもしれません。
「すぐにできるようになる」ことが目標ではありませんし、じっくり試行錯誤しながら練習したことは絶対に無駄になりません!!
どんなに不器用でも、思考を整理して練習を重ねていくことで、できるようになることは増えていきます。
身体の仕組みを知っているからといって、楽器がすぐに上手くなるわけではありませんが、
身体がどう動けるかを知っておくことも、楽器を演奏する上では大切なことです。
本当はもっと機能的に動きやすい動かしかたがあるのに、脳がそれを知らなかったら、わざわざ難しい方法で身体を動かそうとしてしまうこともあるからです。
「フィンガリング」と言えど、指先だけを動かすと考えるのではなくて、手全体(腕全体)を使ってピストンを押すことができると考えてみると、吹きやすくなると思いますよ!
今回はここまでです!
ご覧いただきありがとうございました!